今日のひとこと

今回の担当は黒岩です。

今回は黒岩が担当します
早いもので今年も3月となり、年度末になりました
お子様にとっては新年度に向けて期待の時期ですね。
保育園や小学校入学など保護者にとっては新しい環境への期待と不安のある時期ですね。
私事ですが我が家の子供も小学校を卒業します
小児科医といえども子育てをするのは初めて、教科書でわかってはいるけれど自分の思う通りにはならない。助けてくれる家族友人はいても、弱音を吐ける自分の母親もいない中、思考錯誤をしてきました。そんな子供も最近は私の手伝いをしてくれるようになり、相談にのってくれることもあります。私の声かけに、はあ??なにそれ??と、いらっとする返事を返してくることもしばしばですが。それでも、ふざけて恥ずかしそうに抱きついてくることもありまだまだ子供らしさもあります。

先日睡眠の講習をうけました。
人間は昼夜の変化に合わせて体内の環境を変動させる「生体リズム」を備えています。
例えば、夜になると体温や血圧、脈拍などが低くなり、朝から昼にかけて高くなるという体の仕組みも生体リズムによるものです。
生体リズムを生み出す体内時計はさまざまな種類がありますが、特に健康との関わりが深いのが約24時間周期の「概日リズム(サーカディアンリズム)です。
約24時間周期というのは地球の自転のリズムによるものですが、人間の体内時計の周期はそれよりも1時間長い約25時間であることが分かっています。毎日この1時間のずれをリセットしながら健康を維持しています。それがずれたままになるとさまざまな健康の不調を引き起こします。このずれを毎日リセットするのは朝日を浴びる事です。
生体リズムが乱れると、なぜ体に不調が起こるのでしょうか。その大きな理由は、体内時計の持つ体への役割にあります。体内時計によって自律神経やホルモンを介して
・自立神経のバランスを調節する・ホルモンの分泌を調節する・免疫力を高める効果があります
不規則な生活が続くと、体内時計を狂わせ、食欲を抑えるホルモンや食欲を促すホルモンの濃度に異常が生じることから生活習慣病、がん、アルツハイマー型認知症などの病気のリスクが高まっていきます。
サーカディアンリズムを整えるには食事・運動・睡眠が重要な役割を果たします
忙しい日々の中で質の良い睡眠を得ることは大人も子供も大変な事かもしれません。
しかし、こどもたちはしっかりした睡眠を得ることで成長ホルモンの分泌が促され、情緒の安定にもつながっていきます。入眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌は朝日を浴びた起床後15時間ほどで始まり睡眠中にピークとなります。分泌が昼少なく夜多くなることで日内リズムが出来ていきます。スマホなどから発せられるブルーライトの明かりはこのメラトニンの分泌を減らします。となると入眠しにくい状態が出来てしまいます。寝る2時間前からスマホなどの使用は避け部屋を暗くしてお休みください。特に暗い部屋、布団の中でのスマホ使用は、コンビニの店内照明に匹敵する明るさに相当します。寝ながら手元でスマホ、が一番よくないといわれています。とかく自分自身もやってしまいがちですが、特にお子さんの睡眠と健康のためにはやめるようにしていきたいですね。
我が家の中学になる子供も当然のようにスマホを持ちたがりますが、その使い方はしっかり約束を決めていきたいと思います。

             
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