今日のひとこと

こんにちは！今回は黒岩が担当いたします
9月に入り２学期が始まって日常生活が戻りつつあるかと思います。
今年は６月ころより手足口病が流行し、いまだ感染患者様の多い状況が続きます。
昨年と比べてRS感染症の方は少ない印象です。
８月中頃よりコロナ、８月末からインフルエンザも流行してきました
コロナが流行する前は小児科の感染症には季節によって流行りやすい感染症が決まっていたのですが、この数年はその定義に当てはまらず、季節に関係なく様々な感染症が見られます。常にいろいろな疾患を想定して日々皆さんを拝見しています。
９月になって小児科は秋冬のインフルエンザワクチンワクチンシーズンに向けた準備をはじる時期となりました。
いままで海外の輸入製品でしか手に入れることのできなかった鼻から薬を吸うタイプのインフルエンザワクチンが今年度から国内認証をとり、販売することになりました。
当院でも早速今年から接種を開始の予定です
このワクチンは鼻の粘膜に弱毒化したインフルエンザウィルスを反応させ、インフルエンザウィルスの感染の入り口となる鼻腔粘膜で免疫反応を起こすとともに、血中から体内の免疫応答を起こす効果もあり、感染免疫機能としては優れた効果を持っています。
インフルエンザはかかった時に治療を出来る有効なお薬があります。しかし、内服治療にとりかかる前に高熱になり、全身倦怠感も強く、脳症などの重症化の可能性のある疾患です。少しでも症状を軽症化させ、内服治療を行って速やかに改善することができるのがワクチン接種です。従来の注射による予防接種も重症化の予防、感染の予防効果が十分にあります。
お子さまはもちろん、ご家族の皆様も是非インフルエンザワクチンを接種し、秋冬の心配を減らしていきましょう！
当院では今年度は１０月１日から、従来の時間指定予約枠に加えて、一般診察でも接種出来るようにいたします。定期受診の際にも当日予約でワクチン接種が可能です。ＷＥＢ予約の際にあらかじめＷＥＢ問診内でインフルエンザワクチン接種希望を選択してご来院ください。問診票は院内で記入せず、ご自宅で記入の上ご来院ください。円滑な受付にご協力ください。
多くの患者様に接種の機会が増えるよう、私達医師も、スタッフも年末まで頑張ります！