やぶ医者
昔から「へぼな医者」(流行らないクリニック)の代名詞になっています。
国語辞典には、「診察・治療のへたな医者」とあります。語源には諸種あるようですが、
私の大学時代に先輩から聞いた話では次のような俗説もあるそうです。
風邪(例えば、インフルエンザ)が流行った時だけ患者さんが来る診療所のことだよと----。
竹藪は風の吹いていない時は静かな佇まいをしていますが、少しでも風が吹くと葉がすり合って
カサカサと音を立て始めます。そして風が強まると葉の擦れ合う音が益々大きくなり、騒がしくなります。
治療のへたな医者のいるクリニックでは、待合室がいつも静まり返っています。
ところが、ひとたび風邪が流行り始めると、患者さんが一斉に押しかけて、
待合室が大混雑します。 まるで、強風下の竹藪のザワザワの様です。
この時ばかりは医者も大忙しになります。
(昔は、予約システムなどと言う便利な受付方法が無く、来院順の診察になっていました)
この様に、風が吹いたとき(風邪が流行った時だけ)忙しい医者(クリック)を「やぶ医者」と言ったそうです。
「やぶ医者」(クリック)のレッテルが張られない様に、
日々研鑽を重ねているのが「あだち小児科」のスタッフです。